ワクチン臨床試験で抗体量増加 米製薬大手など開発[2020/08/13 12:23]

 アメリカの製薬会社大手「ファイザー」などが開発する新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験で、投与された人は全員、抗体の量が増加したことが発表されました。

 ファイザーとドイツのビオンテックが開発するワクチンの初期の臨床試験の結果がイギリスの科学誌「ネイチャー」に掲載されました。ワクチンは18歳から55歳の45人に投与され、21日後にはすべての人から抗体が検出されました。また、ウイルスの感染力を弱める中和抗体が増えていることも分かりました。実際にウイルスに感染した人と比較すると最大で4.6倍に上ったといいます。被験者の半分以上に頭痛などの症状が出たものの、深刻な副作用はないということです。

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