韓国で与野党の支持率が逆転 住宅価格の高騰に不満[2020/08/13 12:52]

 韓国の与野党支持率が2017年の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、初めて逆転したことが最新の世論調査で分かりました。住宅価格の高騰に国民の不満が高まっています。

 韓国の「リアルメーター」が12日までに実施した世論調査によりますと、政党支持率は与党「共に民主党」が先週から1.7ポイント減って33.4%、最大野党「未来統合党」が1.9ポイント増えて36.5%となりました。与野党の支持率逆転は2016年10月以来で、文政権発足後、初めてです。これに伴って文大統領の支持率も下落傾向が続いています。不支持の主な理由は住宅価格の高騰で、新型コロナ対策で回復した支持を不動産政策の失敗や相次ぐセクハラ疑惑などで再び失った形です。不動産政策には時間がかかることから、しばらくは厳しい政権運営が続く見込みです。

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