米軍 年内に戦闘任務終了へ イラク軍の訓練に専念[2021/07/27 10:37]
アメリカのバイデン大統領はイラクのカディミ首相と会談し、イラクに駐留するアメリカ軍の戦闘任務を年内にも終えることで合意しました。
アメリカ、バイデン大統領:「我々のイラクでの任務はイラク軍を訓練、支援し過激派組織『イスラム国』への対応を続けることだ。今年の末までに戦闘任務は終えることになるだろう」
バイデン大統領は26日、イラクのカディミ首相との会談で、過激派組織「イスラム国」への対応は「中東地域の安定やテロ対策のために重要だ」と訴え、今後はイラク軍の支援や訓練に専念する考えを示しました。
イラクには現在、約2500人のアメリカ兵が駐留しています。
ホワイトハウスのサキ報道官は「駐留する人数は今後の必要性によって決まる」と述べ、イラクから撤退させるかどうかについては明言を避けました。