中国政府が電力自由化の方針 供給安定を図る狙い[2021/10/13 00:27]

 石炭価格の高騰などから電力不足が指摘されるなか、中国政府は石炭火力発電で作られた電力の価格を自由化し、電力供給の安定化を図る方針を発表しました。

 中国の国家発展改革委員会は11日、石炭火力発電で作られた電力の価格を市場によって決めるよう規制を緩和すると発表しました。

 具体的な措置として大規模な商工業のみ対象とされてきた電力買取価格の自由化を中小規模の商工業などにも拡大するということです。

 また、電気を大量に消費する業種については価格変動の上限を撤廃して電力会社側が価格を引き上げられるとしています。

 中国政府としては価格を自由化することで需給バランスを改善させ、電力の供給を安定させる狙いがあるとみられます。

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