日本や産油国など 気候変動対策の報告書に修正要求[2021/10/24 06:53]

 気候変動対策をまとめる国連の報告書について日本など複数の国が、化石燃料からの早急な脱却の必要性を記した箇所を修正するよう求めていることが分かりました。

 環境保護団体「グリーンピース」は、国連が来年発表する予定の気候変動対策に関する報告書の草案に対して、各国政府や企業などが提出した意見を入手したと発表しました。

 パリ協定の目標達成のためには化石燃料からの早急な脱却が必要とする内容について、日本や、サウジアラビアなどの産油国、石炭火力に依存するオーストラリアが修正を求めているということです。

 漏洩した各国の意見について、気候の専門家は「温室効果ガスの排出削減を妨げるためにいくつかの国が採る戦略を明らかにした」と指摘しています。

こちらも読まれています