「公正性・公平性失ってはならない」北朝鮮 国連事務総長の“非核化”発言に反発[2022/08/14 12:04]

 朝鮮中央通信は、北朝鮮の非核化に関する国連のグテーレス事務総長の発言に反発する談話を掲載しました。

 グテーレス事務総長は12日、韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領や朴振(パク・ジン)外相と会談し「北朝鮮のCVID=完全かつ検証可能で不可逆的な非核化に対し、完全な支持を表明する」と述べました。

 これを受けて、14日に発表された北朝鮮外務次官の談話では「国連事務総長は公正性と公平性、客観性を失ってはならない」と批判し、核保有について「国家と人民の安全を守り、自主的発展を保証するための不可避な選択」と従来の主張を繰り返しています。

 NPT会議などを経て国際的に強まる核保有への批判を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられています。

画像:韓国大統領府提供

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