「日本の利益に影響しない」台湾周辺での大規模軍事演習に中国大使[2022/08/14 17:05]

 中国の孔鉉佑駐日大使は台湾周辺での大規模な軍事演習について「日本の利益に影響するものではない」と指摘し、関係悪化を望まない姿勢を示しました。

 8月4日から続いた中国軍の大規模演習では、日本のEEZ(排他的経済水域)に弾道ミサイル5発が着弾しました。

 また、中国軍の少将が演習エリアの一部は「沖縄に近い」と指摘し、日本も対象との認識を明らかにしていました。

 孔大使は12日の談話でアメリカのペロシ下院議長の台湾訪問を批判したうえで、演習は中国の主権と領土を守るためで「日本とは関係がなく、日本の利益に影響するものではない」と主張しました。

 9月の日中国交正常化50周年に向けて関係の安定化を図る狙いがありそうです。

 一方で「日本は両国関係に前向きなことをすべき」と釘を刺しています。

こちらも読まれています