緊急地震速報に遅延も 太平洋の地震観測システムで障害 復旧は未定[2022/08/15 13:44]

 15日未明、太平洋上に設置されている地震観測システムに障害が発生しました。緊急地震速報の発表が、最大で13秒ほど遅くなる可能性があります。

 気象庁によりますと、15日午前2時40分ごろ、太平洋の海底にある地震観測システムが異常な数値を示す障害が発生しました。

 5カ所のポイントのうち、現在も少なくとも1カ所に異常があり、今後、この地域の周辺を震源とする地震について、緊急地震速報の発表までに最大で13秒程度遅れが出る可能性があるということです。

 このシステムは、いずれも南海トラフ地震への対策を念頭に設置されていますが、津波警報をはじめ、他の情報の発表などには影響はないとしています。

 気象庁が障害の原因を調べていますが、復旧のめどは立っていません。

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